「大相撲春場所・４日目」（１４日、エディオンアリーナ大阪）

　ご当地の勢（伊勢ノ海）が絶好調だ。新鋭、朝乃山（高砂）の突きに上体を起こされたが、右を差すと一気に出て寄り倒し。初日から４連勝を決めた。

　大阪人らしく、まずは取材を待つ記者の前を通り過ぎる“小ボケ”をかまし、「今日は（記者は）何人？２０人もいるの？『ビックリしていた』って書いておいて」と満面の笑み。さらに「若手の『勢い』を『勢』が止めた」とダジャレをかまして“どや顔”だ。

　前日の３日目には入場の花道で男性ファンから超至近距離から大声でエールを送られ、退場の花道では女性ファンから「結婚してください」と迫られるアクシデントがあった。一夜明けても「ビックリしましたよ。目の前で大声を出されたので、心臓が止まるかと思った」と驚きは冷めやらない様子だ。

　ただ本日のハプニングを問われると、「今日は…なかったですね。面白いことを言ったら（新聞に）載るのに」とガックリ。相撲の成績より、話の面白さで新聞記事掲載を狙う！？浪速人らしい悔しがり方だった。