「カーリング・日本混合ダブルス選手権」（１４日、みちぎんドリームスタジアム）

　１次リーグが始まり、平昌五輪で日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したＬＳ北見のスキップ藤沢五月（２６）と、同五輪男子代表ＳＣ軽井沢のセカンド山口剛史（３３）のペアは、初戦でオリオン機械（堀内珠実、冨安岳人組）を８－１で破り、白星発進を決めた。

　メダリストとしての凱旋試合となった藤沢が要所で精度の高いドローショットを決めれば、山口も安定したショットと、力強いスイープでけん引。第１エンド、不利な先攻でいきなり２点を先制するとその後も危なげなく得点を重ねた。第７エンド終了で相手がギブアップし、勝利が決まると、観客からは拍手が降り注いだ。

　藤沢は「お互いカバーしあえた試合」と笑顔。平昌五輪で巻き起こったカーリングブームの中での凱旋試合となり、「みんなが見てくれるようになった中で、こうやってプレーできて光栄。五輪直後でいいショットと悪いショット分かってくれているし、変なことはできないなと思ってプレーした」と、ホッとした様子で話した。

　注目された休憩時間の“もぐもぐタイム”は藤沢はゼリーで、山口はラムネとイチゴで栄養補給。「そだねー」ならぬ、山口の「あいよー！」というガテン系な相づちが響いた。山口は「『そだねー』って言えなかったな」と、笑っていた。