一人横綱の鶴竜3連勝にも「まだ3日ですから。まだまだ」
「大相撲春場所・3日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)
一人横綱の鶴竜(32)=井筒=が平幕玉鷲を危なげなくはたき込んで3連勝。勝ちっ放しは鶴竜に小結逸ノ城、平幕の松鳳山ら計7人となった。
一人横綱の鶴竜が責務を果たす3連勝だ。玉鷲に立ち合いで低く当たると、下から体を起こし、タイミングを見計らってはたき込み。直接対決の連敗を3で止めた。
流れのいい相撲に「立ち合いがよかった」と満足顔。合口の悪い相手に、「安易にまわしを取りにいかないで、突っ込んでいこうと思った」という対策が功を奏した。
自身が玉鷲の角界入りを仲介した縁もある。互いに30歳を超えて結びで対戦したことに「初めてじゃないでしょ。まだまだ2人で頑張っていきたい」と感慨深げに話した。先場所は10連勝後に4連敗と失速。今場所は右手指3本に故障を抱えながらの3連勝にも「まだ3日ですから。まだまだ」と意識しなかった。