今年１０月に開幕する卓球の国内新リーグ「Ｔリーグ」に参加する男女計８チームが７日、発表された。

　男子はリオデジャネイロ五輪シングルス銅メダルの水谷隼らが所属する木下グループ（東京）、福原愛の夫で台湾代表の江宏傑が所属する琉球アスティーダ（沖縄）、チームさいたま（さいたま市）、チーム岡山（岡山）の４チーム。

　女子は木下グループ（神奈川）、日本リーグにも参戦している日本生命（大阪）、世界ランク１５位の加藤美優らが所属している日本ペイントホールディングス（大阪市）、トップ名古屋（名古屋市）の４チーム。（チーム名はいずれも仮称）

　各チームの参加選手は現時点で未定だが、過去２年間の世界ランクトップ１０経験者１人以上を含む６人以上の参加が条件となる。

　都内で行われた会見にゲストで登場した世界選手権女子ダブルス銅メダルの早田ひな（１７）＝日本生命＝は「Ｔリーグに参戦して、もっともっと強くなって、東京五輪では団体と個人で金メダル取れるようになりたい」と参戦に意欲。リオデジャネイロ五輪男子団体銀メダルの丹羽孝希（２３）＝スヴェンソン＝も「国内でトップ選手と対戦できるのは楽しみ。僕もＴリーグで力をつけて、東京五輪は金メダルを獲りたい」と話した。

　日本のプロ卓球選手第１号としてドイツリーグにも参戦した経験を持つ、Ｔリーグの松下浩二専務理事（５０）は「今の若い選手は本当に強い」と目を丸くし、「私は遠回りだったが、若い選手は近道で力をつけてほしい」と、Ｔリーグを通したレベルアップに期待を込めた。