貴乃花親方、暴行事件後の沈黙理由は協会への「礼儀」 テレ朝に語る

 日本相撲協会の貴乃花親方(元横綱)が7日放送のテレビ朝日系「独占緊急特報!!貴乃花親方すべてを語る」にVTRインタビュー出演した。昨年10月26日に弟子の貴ノ岩が元横綱日馬富士から暴行を受けた事件以後、沈黙を貫いたことに「その時私が語れば語るほどややこしくなってしまうのでね。それこそ協会に対してのそれこそ礼儀がないと言われてもしかりだと思いますので」と語った。

 貴ノ岩が被害を受けたのは昨年10月26日未明。その3日後の29日に鳥取県警に被害届を提出した。貴ノ岩が取り調べを受けている間も「別室で待っている間もどこかで何かの事件につながることではないようにという思いを願いながらもあった」と事件性がないことを祈っていたという。

 協会ではなく警察に先に連絡したことには「協会に報告しても協会には警察的に機能する国家的な組織ではございませんので」とした。結果として、事件が明るみに出て、元横綱日馬富士に罰金50万円の略式命令が下るまでに至った。「今となっては協会ではなく警察の公的機関で、捜査権のがある警察にお願いしてよかったかなと思っているんです。私は正しかったと思います」と、現時点でも自分の行動に正当性はあったと振り返った。

 この後、事件について貴乃花親方が自らの口で説明することはなかった。「警察の捜査が終わるまで、最後の最後まで語ってはいけないと思います。国家・警察に対しての冒涜になってしまいますのでね。私と貴ノ岩は沈黙をする。業界にまずはいることの礼節を守る。これでいこうなと九州場所中も囲まれながらも(貴ノ岩と)2人で話をしておりましたので」と当時の心境を明かした。

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