安美錦、再出場も黒星…右膝負傷も「俺だけの話じゃない」 39歳幕内最年長
「大相撲初場所・10日目」(23日、両国国技館)
右膝などの負傷で6日目から途中休場し、この日から再出場した幕内最年長39歳の安美錦(伊勢ケ浜)は千代翔馬(九重)に寄り切られた。成績は1勝6敗(1不戦敗)3休となった。
屈指の人気力士とあって、館内には大きな歓声が響いたが2勝目は上げられなかった。千代翔真に潜り込まれ、そのまま寄り切られた。
支度部屋ではサバサバと「押して行こうと思ったけど、伸び上がっちゃった」。右足の踏ん張りがきかないようにも見えたが「それはあるけど」と認めつつ、「俺だけの話じゃないよ」と表情を変えなかった。
この日の出場で寺尾(現錣山親方)を抜き単独史上4位の幕内1379回出場となったが「記録は記録で良かったんじゃないですか」と、さほど関心を示さなかった
安美錦は5日目の千代の国(九重)戦で4敗目(1勝)を喫した際、古傷を抱える右膝を痛め、「ゴリゴリと(音が)いった」と話していた。