旭大星「雪かき効果」で7勝目 道産子20年ぶり入幕に王手
「大相撲初場所・10日目」(23日、両国国技館)
西十両筆頭の旭大星(28)=友綱=が千代ノ皇(九重)を送り出して7勝目を挙げ、北海道出身では98年夏場所の北勝鬨以来、20年ぶり入幕に王手をかけた。
もろ手できた相手をヒラリとかわし、相手の後ろを取る満足の内容。「落ち着いているので楽。決めた立ち合いができている。いなした後も動く」と振り返った。
故郷からは「頑張って」と言われる。故郷の偉大な先輩、元横綱で解説者の北の富士勝昭氏から食事も1度連れていってもらった。
都心は前夜、北の大地が思い起こされる大雪が降った。「雪かき効果だね」とこの日朝、部屋で若い力士と雪かきして汗を流した。道産子の期待を背負い「あと1勝したい」と力を込めた。