みまひな“命がけ”で初V 美誠は3冠王手「思い切って向かっていく」

おそろえのヘアゴムを結び、決勝戦に臨む伊藤、早田(右)組
2枚

 「卓球・全日本選手権」(20日、東京体育館)

 女子ダブルス決勝で、世界選手権銅メダルの伊藤美誠(17)=スターツ、早田ひな(17)=日本生命=組が初優勝した。伊藤はシングルスでも4強入りし、優勝した混合ダブルスと合わせて3冠に王手をかけた。

 日本一を決める戦いを「みまひな」ペアが制した。1-1で迎えた第3ゲーム終盤。10-5とリードするも4連続失点。10-9まで追い上げられたが、早田が執念のバックハンドで得点し、会場中に響き渡る大声で絶叫した。

 「ここでミスしたら指を1本切るくらいの気持ちで、命をかけて点を取ったので自然と声が出た」(早田)

 普段は明るさが特長の2人だが、どのペアよりも強い優勝への覚悟があった。昨年の世界選手権で3位となり、ワールドツアーでも優勝。全日本は初出場だが、優勝候補としてマークされる立場だ。

 「どの選手も100%で向かってくる。その中で焦らずに自分のプレーを貫けた」と早田。伊藤は「技術でも上回れたが今回は頭(戦術)で上回れた」と胸を張った。

 全日本初タイトルを起爆材料に、早田は「シングルスでも頂点に立ちたい気持ちは高まった」と発奮。最終日のシングルスに3冠がかかる伊藤は「準決勝(の相手)は石川選手なので、思い切って向かっていく」と気合を入れ直した。

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