白鵬“優等生”で連勝発進 張り差し&かち上げなしで逸ノ城撃破

 「大相撲初場所・2日目」(15日、両国国技館)

 体重215キロも問題にしなかった。白鵬は立ち合い右を差して左前ミツを引くと、体を開いての投げで逸ノ城の巨体を揺さぶる。相手は半身で粘ったが、最後は左上手を引き、右前ミツを取って寄り切った。

 立ち合いの張り差し、かち上げが横綱の品格を問われる中、初日から2日連続の“優等生立ち合い”で2連勝。「相四つだから立ち合いで踏み込めば、(右か左か)どっちか取れるかなと思った。相手の力を出させないように、いいところが取れた」と静かな口調で振り返った。八角理事長も「慌てて出ていかない。落ち着いているよね。頭をつけたのは必死さの表れ」と評価した。

 初日の朝稽古で痛めた右足親指はツメの中に紫色の内出血があり、万全の状態ではないが「日に日に(よくなっている)って感じだね」と徐々に回復に向かっている。かち上げ、張り差しを封印しても際立つ強さ。2場所連続41回目の賜杯へ向け、滑り出しは順調だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス