【一問一答】今季未勝利の高梨沙羅、勝利への飢え「現実を突きつけられている」
「スキージャンプ・女子W杯」(13日、宮の森ジャンプ競技場)
男女通じて史上最多となる通算54勝目が懸かった高梨沙羅(クラレ)は1回目、2回目とも93メートルで、238・2点で3戦連続の3位に終わった。これで今季は5戦未勝利、昨季最終戦から6戦連続のV逸は自己ワーストとなった。マーレン・ルンビ(ノルウェー)が252・9点で今季3勝目。今季2勝をあげているカタリナ・アルトハウス(ドイツ)が248・6点で2位だった。
高梨の一問一答は以下の通り。
-結果を受けて
「正直悔しい。自分が思うようなジャンプではなかった」
-1位だった予選と比べて
「昨日と比べて、スキーが跳ね上がり過ぎな感覚があった。穏やかな条件で気持ち良く飛べていたけど、今ひとつ距離が足りなかった。カンテ(踏み切り)でインパクトを伝え切れていない」
-ルンビ、アルトハウスの2人の強さが際立つ
「本当にお強い2トップが君臨している。その中で乗り越えていかないといけないという強い気持ちをもって練習している」
-久々の感覚か
「そうですね。こういう感覚は久々。上に強い選手がいて、自分の今の実力では届かないっていう現実を突きつけられてる。でも、どうやったら乗り越えられるかを考えるとワクワクする。ポジティブに考えれば、まだ伸びしろがある。ハングリー精神を忘れずに戦っていきたい」