カヌー薬物混入 鈴木康大が謝罪文「実力が無いにも関わらず、努力すること怠った」

 2010年11月、広州アジア大会に出場した鈴木康大選手(提供・共同通信社)
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 昨年9月の日本カヌースプリント選手権でライバル選手のドリンクボトルに禁止成分を含むステロイドを混入させ、飲ませた鈴木康大(32)が日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から8年間の資格停止処分を下された問題で、鈴木本人が9日に書いた直筆の謝罪文が弁護士事務所を通じて、発表された。

 謝罪文は以下の通り。

 ◇  ◇

 今朝、報道がなされたとおり、この度、私、鈴木康大は同じ日本代表のメンバーであった小松正治選手に対し、ドーピング検査で陽性反応が検出されるサプリメントを投与したことに間違いありません。

 私の犯したことにより小松選手にいわれのない嫌疑を与えてしまい本当に申し訳ございませんでした。またドーピングゼロ宣言をして東京オリンピックに邁進されている関係者の皆さまに多大なご迷惑をお掛けしたことに深くお詫び申し上げます。

 本件については、現在、警察で捜査中であり、すべて包み隠さずご説明しているところです。捜査に支障を与えてはいけないとのことから、詳細は申し上げられませんが、すでにJADAの聴聞会でご説明したとおり、全面的に私の責任に違いないことをお話しています。

 私に実力が無いにも関わらず、努力することを怠り、アスリートとして、また社会人としてあるまじき行為をした事について深く反省し、小松選手を始めとする全てのカヌー関係者、応援して下さった皆様、ファンの皆様を裏切ってしまったことについて深くお詫び申し上げます。

     鈴木康大

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