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東洋大、往路4年ぶりV 1年生3人大胆起用で青学大止めた

 先頭集団から抜け出して快走する東洋大の1区・西山(代表撮影)
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 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 東洋大が5区間で1年生3人を起用する大胆策を奏功させ、5時間28分29秒で4年ぶり6度目の往路優勝を果たした。1区のスーパールーキー西山和弥(1年)が区間賞を獲る活躍でトップに立つと、3区でもエースの山本修二(3年)が区間賞で後続を引き離し、一度も首位を譲らなかった。3連覇中の青学大に36秒差をつけ、復路で4年ぶりの総合優勝を狙う。

 東洋大のスーパールーキーが大仕事をやってのけた。1区に抜てきされた1年の西山は先頭集団に食らいつくと、17キロ過ぎに仕掛けた青学大・鈴木に反応。逆に18キロ過ぎにトップに立ち、2位に14秒差をつける区間賞の快走で、4年ぶりの往路Vに勢いをつけた。

 「ここで区間賞を獲ったらアピールできるかなと思った」

 憧れの人にささげる激走だった。高校時代からアイドルの乃木坂46のファンで、特に佐藤楓が推しメンだ。昨年9月に初めて握手会に訪れた際、駅伝ファンでもある佐藤に「あ!知ってる」と自身の存在を認識されていたことに感激。競技での活躍=相手に覚えてもらえる。モチベーションはさらに高まった。

 1カ月前の練習中には左膝を剥離骨折。十分な練習が積めず万全ではない中、乃木坂46のレコード大賞受賞という吉報が届いた。「運気が上がった」と我がことのように喜び、自身も大舞台に向けて発奮。「もっとアピールして会いたいですね」。今月の握手会でも活躍を報告しに行くつもりだ。

 勢いに乗る“インフルエンサー”に若いチームは呼応した。2年の相沢晃、3年の山本、1年の吉川洋次が先頭を死守。5区も1年の田中龍誠が青学大の猛追を振り切り、トップでゴールテープを切った。

 一般的に距離の長い箱根路では、経験の浅い下級生は不利。しかし、昨年4月に入学した1年は、自主練習の時間も一緒にトレーニングを行うなど意識が高く、酒井俊幸監督(41)は「勝つための練習を消化してくれた」と評価。「思い切ったオーダーだったが、見事に応えてくれてレベルの高い走りをしてくれた」と目を細めた。

 4年ぶりの総合優勝に向けて、復路は2位と36秒差で出発する。「先頭は有利だが、タイム差がなく混戦になる。うちはトータルで戦いたい」と指揮官。若手の活躍で勢いに乗る「鉄紺のタスキ」が青学時代にストップをかける。

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