青学大・原監督、箱根V4へ混戦覚悟「山の神いましたか?」

 来年1月2、3日に行われる第94回箱根駅伝で4連覇を目指す青学大が12日、都内で会見を行った。原晋監督は「今年は混戦になる」と、近年では最も厳しい戦いになることを覚悟した。

 93回大会は2位に7分21秒差、92回大会は同7分11秒差、91回大会は同10分50秒差をつけ、結果的に圧勝で3連覇を飾った。昨年度は大学駅伝3冠も達成したが、今年は出雲2位、全日本3位と苦戦している。

 箱根駅伝に向けてもライバルの東海大、神奈川大らが肉薄するだけに、指揮官は「前半は7チームくらいが抜きつ抜かれつになる」と、接戦となると分析。特に、文字通りヤマ場となるのが山上り区間で「5区は大変。他大学に山の神が出たら白旗を上げるしかない」と危機感を募らせた。

 91、92回大会の連覇をけん引した“新・山の神”こと神野大地(現コニカミノルタ)が卒業後、自軍に山上りのスペシャリストは不在。危機感の表れか、報道陣に対し「(他大学に)山の神っていました?どうですか?」と逆質問し、「うちにもまだ神はいない。何人か候補はいるけど…。下田(裕太)が上ってくれるかと思っているが、まだパッとは言えない」と決めかねている様子だった。

 ただ、不安材料も指揮官にとっては心地いいノイズにすぎない。「今年は大太鼓(エース)はいないが、10区間で調和を取って優勝します」。今年のスローガンとして掲げている「ハーモニー大作戦」を完遂し、史上6校目の4連覇を達成する。

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