貴乃花親方“居留守”で門前払い 鏡山部長 4度目訪問も応対せず…2時間後外出

 貴乃花親方が11日、日本相撲協会による貴ノ岩への聴取要請を“居留守”で門前払いにした。危機管理委員会の鏡山部長(元関脇多賀竜)が都内の貴乃花部屋まで文書を持参したが、応対しなかった。

 4度目の訪問。インターホン越しで部屋の女性はドアを開けもしなかった。鏡山親方が「これ(封筒)、(ポストに)入れていいでしょうか?」と問うと、女性は「次回からファクスをお使いくださいませ」と話を打ち切った。封筒を投かんし、2時間後、貴乃花親方は悠々と部屋から出て何も語らず車に乗り込んだ。

 文書は貴ノ岩への聴取協力に加え、休場している冬巡業の診断書提出要請の2種。11月30日の理事会で同親方は元横綱が書類送検されれば聴取協力することを約束していたが、強硬な姿勢は変わらなかった。

 12日以降に貴ノ岩を聴取する意向を八角理事長(元横綱北勝海)は「伝えた」と言う。それでも「電話で連絡がつかない。(貴乃花親方に)協会に来てもらいたいんだけどね、本当は」と、返答がない状態だ。

 20日の臨時理事会で一連の問題に関し最終報告としたい意向だが、被害者の聴取が完了しなければ不可能。「聞けると思っているけど。粘り強く貴ノ岩の体調をこっちも気遣いながら」。早期沈静化が見通せず、理事長も苦悩の表情だった。

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