15歳・岩渕 平昌五輪代表へ近づく初V スノボW杯女子ビッグエア

 「スノーボード・W杯」(10日、コッパーマウンテン)

 ビッグエア決勝が行われ、女子はW杯3試合目の15歳、岩渕麗楽(れいら)=キララクエストク=が合計169・25点で初優勝した。岩渕はW杯3試合目の出場で、これまではスロープスタイルで4位となったのが最高だった。

 9月のW杯デビューから約3カ月。W杯のビッグエアは2試合目だった岩渕が頂点へ駆け上がった。平昌五輪代表へぐっと近づき「今はそこまで考えられないが、すごくうれしい」とほほ笑んだ。

 ビッグエアは3回の演技のうち、得点が高い2回の合計で争う。1回目の2回転半で85・00点を出し、2回目は手堅い2回転を確実に決めた。最後の3回目で大技の3回転を繰り出し、優勝を手繰り寄せた。

 岩手・一関学院高に通う1年生で、スノーボードの練習は基本的に土日のみ。夏場は週末に高速道路で片道約1時間のジャンプ練習施設へ両親の運転で通う。今では世界選手権覇者のガサー(オーストリア)が世界で初めて成功させた縦2回転、横3回転の大技「バックサイドダブルコーク1080」もこなす。

 身長149センチのライダーはまじめで、完璧にできるようになるまで突き詰めるタイプだ。普段から指導する日本チームの西田コーチは「もう少しリラックスしてやってもいい」と助言しているが、岩渕は「平昌までにもっとクオリティーを上げないといけない」と気を抜く様子はない。

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