元横綱日馬富士11日にも書類送検 傷害容疑で鳥取県警、捜査大詰め

 大相撲の元横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)に暴行した問題で、鳥取県警が週明けの11日にも傷害容疑で元横綱を書類送検する方向で調整していることが7日、捜査関係者への取材で分かった。週内の書類送検を検討していたが、事実関係や動機面などの最終確認作業を進めており、捜査は大詰めを迎えた。

 捜査関係者によると、県警は、素手だけでなくカラオケのリモコンを使った暴行の態様や貴ノ岩の負傷程度、処罰感情などを考慮し、書類送検時に、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けるとみられる。

 鳥取地検は意見を参考に、引退して社会的制裁を受けている点などを踏まえ、起訴するかどうかの刑事処分を検討する。

 元横綱は県警の事情聴取に対し、鳥取市内のラウンジで、貴ノ岩を素手で十数回、カラオケのリモコンで繰り返し殴打したと説明。貴ノ岩は頭部に裂傷を負い、医療用ホチキスで傷口を縫う応急処置を受けた。元横綱や同席していた横綱白鵬らの聴取内容は大筋で一致している。

 意見は「厳重処分」が最も重く、次いで検察に判断を委ねる「相当処分」、実質的に刑事処分を求めない「寛大処分」「しかるべき処分」の4段階に分かれる。

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