紀平がSP6位から逆転優勝 3回転半を2本を完璧な出来栄えで決める

 「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(26日、ALSOKぐんまアイスアリーナ)

 女子フリーはショートプログラム(SP)6位の紀平梨花(15)=関大KFSC=が135・57点をマークし、合計193・46点で逆転優勝した。女優でフィギュアスケーターの本田望結(13)=大阪・関大中=は合計140・39点で20位だった。

 会場が2度もどよめいた。紀平が冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本成功。大きな加点がつくほど完璧な出来栄えで、うち1つは3連続ジャンプにする離れ業だ。逆転優勝を果たし「挑戦して、成功できてよかった」と満面の笑みで振り返った。

 当初の予定は1本だったが「逆転するには2本必要」と、演技直前の6分間練習後に決断。決めた瞬間は「ガッツポーズしたいくらいうれしかった」というが「意味がなくならないように。うれしいのは3秒だけ」。頭を切り替え、ほぼ完璧な演技を披露した。

 同じ練習拠点の宮原知子は憧れの選手。午前の公式練習後のクールダウンをしながら、この日の宮原の試合の映像を見て気持ちを奮い立たせた。先輩に続く会心の演技は、無限の可能性を感じさせた。

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