八角理事長、土俵上で声を詰まらせ“涙” 日馬富士の問題を謝罪

 「大相撲九州場所・千秋楽」(26日、福岡国際センター)

 15日間満員御礼で締めくくった千秋楽の協会あいさつ。八角理事長が土俵上で声を詰まらせた。

 「日馬富士の問題により皆さまには多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしたことを心よりおわびいたします。1日も早い解決をいたしますよう、努力してまいります」。会場からは温かい拍手が起こる。

 そして「このような状況にもかかわらず…」と続けたところで、言葉に詰まった。7秒間。会場から「頑張れー!」という声。理事長は背中を押すファンの声援であいさつを続けたが、その後も込み上げるものを抑えきれず、2度言葉に詰まった。九州場所は例年、客入りで苦戦するが、今年は15日間で「大入り」が出て、1996年以来、21年ぶりに年6場所の90日すべてで満員御礼となった。

 あいさつ後、八角理事長は「頑張れ、大丈夫、かな。聞こえちゃって。グッときた。ほんとに頑張らないといけない。(厳しいことを)言われて当然だしね。それにもかかわらず、(騒動があったから)見に行かないという話も聞かないし、頑張れという話の方が多く聞くから」。場所後は白鵬らの聴取を行う。ファンの思いを背負って、この問題の早期解決に努めていく。

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