バスケ男子エース比江島奮闘も日本黒星発進 フィリピンにあと1歩及ばず…

 「バスケットボール男子・W杯アジア1次予選、日本71-77フィリピン」(24日、駒沢体育館)

 東京五輪出場につながるW杯アジア1次予選開幕戦で、日本はフィリピンに71-77で敗れた。序盤に大量リードを許す展開も、第3Qに一時は逆転。比江島慎(27)=三河=がチーム最多20得点を奪うなど粘りを見せたが、最後は地力の差を見せつけられた。同予選は16チームが4組に分かれてホームアンドアウェー方式で対戦、各組上位3チームが2次予選に進む。東京五輪の開催国枠を確保できていない日本は、W杯など国際大会で実績を残すことが必要とされる。

 東京五輪へ向けた第一歩は重く厳しいものとなった。第3Q開始から一気に12点を奪い、一時は逆転に成功した日本。真っ赤に染まる超満員のアリーナを何度も沸かせ、最終盤まで粘りを見せたが、最後は厚い壁に跳ね返された。

 初戦で相対したのは、03年を最後に14年間勝てていないフィリピン。世界ランクは日本の50位に対し、フィリピンが30位と格上だ。その相手に接戦を演じたのは評価できるが、SF馬場は「勝てた試合だった」。番狂わせを演じるまであと一歩だった。

 ラマスHCは「第1Qは悪い面が出たが、それ以降勝負できたことは、次のステップにつながるための重要な要素。近い将来もっとよくなる」と断言した。東京五輪を目指す上では、W杯16強相当の力を示す必要があるとされている。決して楽な道のりではないが、進化した日本代表を見せるべく、確かな一歩を踏み出したのも事実だ。

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