蒼国来が十両初V 3場所ぶり返り入幕濃厚に 39歳安美錦お手本に「頑張る」

 「大相撲九州場所・13日目」(24日、福岡国際センター)

 十両7枚目の蒼国来(33)=荒汐=が同13枚目の隆の勝(23)=千賀ノ浦=を突き落として12勝目を挙げ、13日目にして初の十両優勝を決めるとともに3場所ぶりの返り入幕が濃厚となった。

 「うれしいですけど、幕内に戻ることがうれしい」と二重の喜びに笑みを浮かべた蒼国来。今年の春場所には自己最高位の前頭2枚目まで上がったものの、古傷の腰痛にも悩まされて十両へ転落。だが、マッサージ、針治療、腹筋運動などで手を尽くしたことで腰の状態が良くなり、「場所前から調子が良くて、かなりいい稽古ができた。あとは自分の相撲を取りきることに集中した」と復活を遂げた。

 33歳が手本にするのは、アキレスけん断裂を乗り越えて今場所に返り入幕を果たした39歳の安美錦。「最近は安美錦関の相撲を見ています。39歳でも頑張っているので、私もまだまだ頑張らないと」と刺激を受けている。あと2日残っているが、「最後まで自分の相撲を取りたいですね」と気持ちに緩みはない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス