北勝富士が高安を撃破し10勝目 白鵬と1勝差堅持「優勝争い残りたい」

 「大相撲九州場所・12日目」(23日、福岡国際センター)

 快進撃が止まらない。北勝富士は立ち合い高安の強烈なかち上げを浴びたが、左おっつけではね返す。たまらず相手が引きに転じたところを逃さず、一気に前へ出て、相手の足がそろったところで引き落としを決めた。

 2敗を死守し、結びで勝った白鵬との1差を堅持。「かち上げで下がらなかったのがよかった。一押しで(高安が)下がったので、いけると思った。本当は押して勝ちたかったけど、勝ちにこだわった」と振り返った。

 小学生のころからわんぱく相撲で頭をつける形に徹してきた。「今も体でかいのに何で下から下から攻められるの?と言われることがある。それは小学校からやっているから」。今場所も185センチの長身を折りたたむように下から攻めて10個の白星を積み重ねた。

 優勝争いは兄弟子の隠岐の海とともに星1つの差で白鵬を追う展開。「関取(隠岐の海)に負けないように、こうなったら、最後まで一緒に優勝争いに残りたい」。25歳の大器が大逆転の初優勝へ思いをはせた。

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