宇野昌磨、2位で地元ファイナル進出 病み上がり転倒もあり「なんであんな出る?」

男子フリー 演技する宇野昌磨=グルノーブル(共同)
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 「フィギュアスケート・フランス杯」(18日、グルノーブル)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=は、2度の転倒がありながらもフリー1位の179・40点、合計273・32点で2位に入り、地元・名古屋で開催されるGPファイナル(12月7日開幕)進出を決めた。優勝はSP首位のハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)で合計283・71点だった。

 まずは演技冒頭の4回転ループを着氷。フリー「トゥーランドット」の荘厳な音楽に乗せて、スピンやステップを刻んでいくが、体は思うように動かなかった。演技後半の4回転トーループで転倒。終盤の3連続ジャンプでも、こらえきれずパタンと転んだ。

 演技後は大きく肩で息をし、前につんのめりそうになるなどフラフラ。得点を聞くキスアンドクライでも口を開いて肩を揺らしていたが、得点を見ると「なんであんな(点数が)出る?」と思わずつぶやいていた。

 第2戦のスケートカナダ(10月、レジャイナ)で優勝していた宇野は、今大会で3位以内ならGPファイナル出場が決まっていた。しかしカナダからの帰国後、インフルエンザにかかって4日間寝込むなど、思うような練習が積めていなかった。

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