ウルフで東海大2冠!手堅く優勢勝ち 11月の教育実習「不安」のワケは?

 学生団体2冠を達成した東海大のウルフ・アロン
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 「柔道・全日本学生体重別団体優勝大会」(29日、ベイコム総合体育館)

 男子は、今夏の世界選手権100キロ級金メダルのウルフ・アロン(21)を擁する東海大が、決勝で前回覇者の国士舘大を4-1で破って2年ぶり10度目の優勝。6月の全日本学生優勝大会との2冠を3年ぶりに達成した。同66キロ級金メダルの阿部一二三(20)を擁する日体大は4年ぶりの4強入り。女子は山梨学院大が3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 ウルフが栄光に導いた。決勝では同じ100キロ級の19歳のホープ飯田健太郎(国士舘大)と対戦。「団体戦なので自分が無理に取りにいく場面じゃない」と手堅い組み手と冷静な返し技で優勢勝ちを収め、ずっと公言してきた2冠を達成。「主将の責任を果たせた。最強の大学を証明できた」と歓喜に浸った。

 名門校での4年間を有終の美で飾り、心置きなく12月のグランドスラム(GS)東京に臨めると思いきや「ちょっと不安があるんですよね」とポツリ。11月からは母校・東海大浦安高で3週間、体育の教育実習を行いながら同校で練習する予定だが、「高校生になめられないようにしないと。水泳の授業もあるんですけど、僕泳げないんです…」。若き世界王者は畳の外でも奮闘する。

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