世界ジュニアVの阿部詩「敵はいない」

世界ジュニア選手権から帰国した阿部詩
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 22日までクロアチア・ザグレブで行われた柔道の世界ジュニア選手権で、女子52キロ級で金メダルを獲得した17歳の阿部詩(うた)=兵庫・夙川学院高=が24日、成田空港に帰国。世代最強を証明し、「優勝してうれしいというより、今年の目標の一つを達成できてホッとしている」と胸をなで下ろした。

 決勝を除く4試合で一本勝ちするなど、世界王者の兄・一二三譲りの投げ勝つ柔道を貫徹した。シニアの国際大会を制したこともある17歳は、控えめのトーンながら「ジュニアに敵はいないですね」と本音を明かし、「自分が見ているところはジュニアではなく世界のシニアなので」とキッパリ。本気で東京五輪の金メダルを目指すからこそ満足感はない。

 来年の代表選考のスタートとなる講道館杯(11月、千葉)に向けて、「絶対に勝たないといけない」と阿部。「(世界女王の)志々目選手、(世界銀メダルの)角田選手だけじゃなく、自分もいるんだぞというところをアピールしたい」と“大人の戦い”に向けて気合を入れた。

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