樋口新葉 堂々の表彰台3位「まだまだ悔しいところはある」
「フィギュアスケート・ロシア杯」(21日、モスクワ)
女子フリーが行われ、SP3位の樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=はフリー3位の137・57点をマークし、合計207・17点で3位だった。優勝はSP首位のメドベージェワ(ロシア)。SP4位の坂本花織(17)=シスメックス=は合計194・00点で5位だった。
シニア2年目の樋口は、映画「007 スカイフォール」の音楽に合わせ、スピード感あふれる演技を披露した。冒頭のダブルアクセル、続く3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプを成功。3回転サルコーは2回転になったが、大きなミスなく滑りきった。
目標の表彰台にしっかりと乗り「まだまだ悔しいところはあるけど、とりあえず安心したと」と樋口。前日のSPでは回転不足などの判定を受けていただけに「昨日のミスが今日に響かなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
それでも自信より課題が多いと樋口は言う。「210点、215点を越えていかないと次の試合は勝てないと思うので。そのためには、ジャンプのミス(をなくすこと)だけじゃなく、加点がもらえるように、ジャンプの後の流れだったりを見直したい」と次戦の中国杯(11月、北京)を見据えた。