初GPの坂本 自己ベストで4位発進「四捨五入したら70なんで」

女子SPでジャンプする坂本花織。4位につけた=モスクワ(共同)
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 「フィギュアスケート・ロシア杯」(20日、モスクワ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、GP初参戦で世界ジュニア選手権銅メダリストの坂本花織(17)=シスメックス=は68・88点で4位発進した。首位は80・75点のメドベージェワ(ロシア)。樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=は69・60点をマークし3位だった。

 満面の笑みで演技を終えた坂本は、右のこぶしを力強く握って振り下ろした。3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプ、3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)と、演技後半に集めた全てのジャンプを加点がつく出来栄えで成功。昨季の世界ジュニア選手権でマークした自己ベストを1・1点更新し、会心のガッツポーズが飛び出した。

 午前中の公式練習でも完璧な演技を披露していただけに「公式練習でできたからできるって思って、落ち着いてできたのがよかった」とにっこり。ガッツポーズについては「わき出た(笑)ガッツが(笑)」と照れ笑いで振り返った。

 点数を見たときは「最初は70点越えなかったなあ…って思った」と言うが「次につながる点数だったし、できもよかったのでしっかり受け止めようと思う」。大会前からSP・フリーの合計200点越えを大きな目標に掲げているだけに「200点いきたい。70越えたらもう少し余裕出たかなと思うけど…。まあ四捨五入したら70なんでいいです」と、採点競技者とは思えぬポジティブな「四捨五入」発言で報道陣を笑わせる余裕も見せた。

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