明大“三重苦”で箱根予選敗退「慢心あった」 4年生と3年エース欠場、棄権者も

箱根駅伝本戦出場を逃した古豪・明大=国営昭和記念公園
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 「箱根駅伝予選会」(14日、立川駐屯地~国営昭和記念公園=20キロ)

 10大学に与えられる本戦の出場権をかけた予選会が行われた。過去本戦7回優勝を誇り、前回大会まで9年連続、59回出場していた古豪・明大はまさかの13位で悲運の予選敗退となった。

 “三重苦”に見舞われた。チームをけん引するべき4年生が怪我や調子が上がらず全員欠場。エースの坂口裕之(3年)がこの日の朝に体調不良を起こし出場できず、主力の三輪軌道(2年)が給水地点での転倒後に途中棄権するというアクシデントに見舞われた。動揺もあったのか、予定していた15キロからのペースアップを実行できず、上位10選手の合計タイムで競われる予選会独特のルールで、記録を伸ばせなかった。西監督は「飛車角落ちでのレースになってしまった。昨日の時点では普通に本戦にはいけると思っていた。これが駅伝。私の心にも慢心があった」と、うなだれた。

 出場権を獲得したのは以下の10校(順位順。帝京大(11年連続19回目)、大東文化大(6年連続49回目)、中大(2年ぶり91回目)、山梨学院大(32年連続32回目)、拓殖大(5年連続39回目)、国学院大(2年連続11回目)、国士舘大(2年連続46回目)、城西大(2年ぶり14回目)、上武大(10年連続10回目)、東京国際大(2年ぶり2回目)

 シード権は青山学院大、東洋大、早大、順大、神奈川大、中央学院大、日体大、法大、駒大、東海大が得ている。

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