内村の伝説終えんに世界も衝撃「1つの時代が終わった」「体操史上最も長い支配」

男子予選の跳馬で左足首を痛めた内村航平=モントリオール(共同)
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 「体操・世界選手権」(2日、カナダ、モントリオール)

 男子予選が行われ、個人総合で前人未到の大会7連覇を狙った“絶対王者”の内村航平(28)=リンガーハット=は跳馬での演技の際に左足を痛め、その後棄権した。09年大会から続いていた連覇は6で途絶え、ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪を含めた世界大会連覇記録も8でストップした。初の個人総合挑戦の白井健三(21)=日体大=は85・697点で4班を残し、暫定4位につけた。

 08年から9年にわたって続いてきた連勝記録も、40で幕を閉じた。内村航平が築きあげてきた伝説の終焉(しゅうえん)は、世界にも衝撃を与えた。国際体操連盟(FIG)は「The end of an era(1つの時代が終わった)」と速報。米国で五輪を報道するNBCも「世界最高の体操選手としての内村航平の時間が終わった」と報道。内村を「日本のメガスター」と称し、獲得してきたタイトルを伝えた上で「体操史上最も長い支配だった」と、偉大さを伝えた。

 リオ五輪で連覇を達成したときには、競泳のマイケル・フェルプス(米国)や、陸上のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と比較する声もあった内村。その敗戦は、世界のスポーツ界にとっても驚きとなった。

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