体操・内村の王道引き継げるか 白井健三は暫定4位 決勝へ「任せてくださいね、師匠」

男子予選 白井健三のあん馬=モントリオール(共同)
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 「体操・世界選手権」(2日、モントリオール)

 男子予選が行われ、個人総合で前人未到の大会7連覇を狙った“絶対王者”の内村航平(28)=リンガーハット=は跳馬での演技の際に左足を痛め、その後棄権した。09年大会から続いていた連覇は6で途絶え、ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪を含めた世界大会連覇記録も8でストップした。初の個人総合挑戦の白井健三(21)=日体大=は85・697点で4班を残し、暫定4位につけた。

 師匠の無念は愛弟子が晴らす。白井は初の個人総合でも堂々の演技を披露。内村が棄権後の得意の床運動では圧巻の演技で15・766点をマークし、暫定ながら2位に0・733点差の大差を付けた。跳馬でも暫定首位。リオデジャネイロ五輪銀メダリストのオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)を上回り、予選突破を確実にした。

 楽しみにしていた世界の舞台では初となる内村との個人総合決勝での競演。予選後、白井は内村との2ショット写真を4枚アップ。そして「1番近くでぼくにいろんなことを授けてくれた人が決勝にいないのは寂しいけど、航平さんが観客席で応援してくれるって逆に頑張れる!」と、ショックをにじませつつも前向きツイート。

 そして「まず、怪我してこれだけニュースになるっていうことでまた偉大さ感じた」と、改めて内村の存在感、実績のすごさを再認識した様子。そして最後に「任せて下さいね、師匠」と、個人総合7連覇を逃した先輩の分まで結果を残すことを約束していた。

 このツイートに、レスリングの吉田沙保里が「白井くん!内村くんの分まで頑張ってねー、応援してるよー」とエールを送っていた。

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