バドミントン山口茜が辛勝 開始時間早まり「焦った」

 「バドミントン・ジャパン・オープン」(20日、東京体育館)

 女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク2位の山口茜(20)=再春館製薬所=は、同31位の李張美(韓国)を2-1の逆転勝ちで下し、2回戦に進んだ。

 最大の敵は焦りだった。直前に行われる予定だった男子ダブルスの試合が一方の棄権でなくなったため、想定よりも1時間近く早く試合開始。「試合前はいつも緊張するけど、思ったよりも(開始が)早くて焦った」と山口。猛スピードでアップを仕上げたが、心の準備まではできなかった。

 第1ゲームは自らミスで自滅する場面が目立ち格下の相手に先取された。「自分で動かなきゃという意識が強過ぎて、相手の球が来る前に動いてしまった」。しかし、第2ゲームからは大きく展開してリードしてから心に余裕が生まれ、逆転勝ちを収め、「やっと自分らしいプレーができた」と汗をぬぐった。

 16歳だった13年に快進撃で初優勝し、世界に衝撃を与えた思い出深い大会。「日本のお客さんに生でプレーを見て楽しんでほしい。スーパーシリーズなのでみんな強いけど、思い切って向かっていきたい」と気合を入れ直した。

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