豪栄道 ノッてきたどぉ! 会心の相撲で6連勝 昨秋Vの再現だ

 「大相撲秋場所・7日目」(16日、両国国技館)

 カド番大関の豪栄道が平幕正代を押し出して2日目から6連勝でトップの1敗を守った。3横綱・2大関休場の非常事態場所で“最後の砦(とりで)”としてV争いをけん引。鋭い出足も復活し、秋場所連覇へ乗ってきた。1敗は豪栄道のほか平幕の阿武咲、大栄翔、大翔丸の4人。1人横綱の日馬富士は松鳳山を寄り切って連勝で4勝目(3敗)を挙げた。

 初優勝した昨秋のムードが出てきた。豪栄道が正代に何もさせず一蹴。当たって押すと一気に前に。土俵際も正面に置いて相撲巧者を押し切った。

 2日目からの連勝を6に伸ばしたが、3、4日目は変化。5、6日目も土俵際に詰まってからヒヤヒヤの逆転だった。ようやく本来の鋭い出足からの会心星。「集中してやった。土俵際だけしっかり考えてね。良かったです」と力を込めた。

 99年ぶりに横綱・大関5人が休場。1人横綱の日馬富士も3敗を喫しており、“最後の砦”としてトップ1敗を死守。「まだまだこれから。一番一番集中。気持ちは充実している。自分の相撲を取ることが大事。それができれば結果は付いてくる」と大関の看板を背負い、V争いを引っ張る。

 九州場所担当を務める師匠の境川親方(元小結両国)は昨年同様、福岡に出張し部屋には不在。初日の朝稽古中、大関に「しっかり行け!」とハッパをかけ、福岡に旅立った。

 カド番、師匠不在に加え「体が動く」と昨秋と全く同じ状況がそろう。「去年は去年、今年は今年じゃないですか。まだまだこれから。(明日)8日目なので」と平静だが、V2へ大チャンスだ。

 1敗はほかに平幕の若手3人。経験値なら豪栄道の相手ではない。「俺は浮き沈みが激しいからな」と言う浪速の大関は乗ったら止まらない。

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