安藤美姫さん、若手選手に感嘆「メディア慣れしてる」
フィギュアスケート元世界女王でプロスケーターの安藤美姫さん(29)が16日、横浜市内で行われた「スカイコート スケート教室」に参加した。18年平昌五輪に向けて勝負のシーズンに突入した現役選手に対し、「個々がどれだけ自分らしいスケートで輝けるかが勝負のカギになる。硬くならないように楽しんでほしい」とエールを送った。
16歳の本田真凜(大阪・関大高)や16歳の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)を筆頭に、10代選手の活躍がめざましい現在の女子スケート界。自身も10代の頃から世界で活躍していた安藤さんは「今の子はメディア慣れしている」と感嘆の声を上げ、「アイスショーにも出たり、自分たちの頃とは環境も違う」と、ここ10年の注目度の違いを挙げた。
自身の時代はメディアの取材も今ほど多くなく、06年トリノ五輪までは報道陣への対応に慣れなかったという。「連盟やメディアの人たちの力でショーが盛り上がったり、今は日本の人にもスケートを注目してもらえる。(今の方が)うらやましいとは思わないが、メンタル面では自分の10代の頃より今の子の方が強いし、注目されることをプレッシャーではなくプラスに捉えた方がいい」と力説した。