桐生9秒台から一夜「リオ五輪メダルより反響」山県からのメッセージには「泣きそうに」

 「陸上日本学生対校選手権」(10日・福井県営陸上競技場)の男子100メートルで日本人初の9秒台となる9秒98をマークし、19年ぶりに日本記録を更新した桐生祥秀(21)=東洋大=が快挙から一夜明けた10日、報道陣に対応した。

 「昨日よりも今日の方が実感がありますね。テレビや新聞の一面で取り上げてもらって実感が出てきた」と、充実感を漂わせた。無料通信アプリの「LINE」には400件の通知。そのほかのSNSにも多くのメッセージが寄せられ、「リオの(リレーでの)メダルよりも全然多かった。タイムを出したら親戚が増えるって聞いていたけど、誰だろうっていう人からもきて、これが言われていたやつかと思った」と、笑った。

 長年ライバルとして、競い合ってきた山県亮太(セイコーホールディングス)はレース直後に「おめでとう」とメッセージをくれた。「感動して泣きそうになった。もし自分が、山県さんが先に出した時に『おめでとう』って言えたか、正直分からない。これからも山県さんがライバルなのは変わらないし、また一緒に走って競い合いたい」と、感激した様子だった。

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