平昌五輪後は女子も4回転、3A時代!?ジュニア世代が高難度ジャンプに挑戦者続々
フィギュアスケートの全日本ジュニアの強化合宿が25日、愛知県豊田市の中京大で公開された。昨年9月のジュニアGPシリーズ・スロベニア大会で女子で史上7人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)成功者となった紀平梨花(15)=関大KFSC=は、習得中の4回転サルコーを披露し、着氷させた。
紀平の他にも、ジュニア世代には高難度ジャンプに取り組む選手が増えた。ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(畑中)をいとこに持つ横井ゆは菜(17)=中京大中京高=は、昨季からトリプルアクセルに挑戦中。「今季も入れていきたい。細かいところを詰めていって、試合で跳べるようにしていきたい」と、力を込めた。
岩野桃亜(13)=芦屋学園=は、4回転サルコーとフリップを練習中。「まだ回転不足が多いけど、確率は上がってきてる。女子も確実に4回転の時代がくると思う。焦らずにやっていけたら」と、意欲を見せた。
合宿を見守った日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は「女子もトリプルアクセルや4回転に取り組んでいる選手も多い。平昌五輪が終わったら、一気にこの世代が上にくるかもしれない」と、分析した。