世陸逃した山県亮太が再スタート 10秒23でトップも納得いかず
「実業団・学生対抗陸上」(22日、BMWスタジアム平塚)
男子100メートルが行われ、世界選手権出場を逃したリオデジャネイロ五輪代表の山県亮太(25)=セイコーホールディングス=がオープン参加で出場し、10秒23(追い風1・0メートル)のトップでゴールした。
好スタートから後続を引き離し、ゴールを駆け抜けたが、タイムは思ったほど伸びず。「あまり納得のいくレースではなかった。(スタート)ブロックからは、ひとついい形だったかなと思うけど」と、振り返った。
山県は今年3月の豪州での大会で10秒06をマークしたが、右足首を負傷。調整途上の中で迎えた6月の日本選手権では6位に終わり、世界選手権出場を逃した。「(世界選手権に)出られなかったのは悔しかったけど、あれが今の実力だったし、仕方ない。もう切り替えられている」と、再スタートを切った。
「国内で何試合が残っているし、日本代表に負けない記録を出していけたら」と、虎視眈々と9秒台を狙っていく。