稀勢の里、高安と3日で50番!「お互いいい稽古になる」
「大相撲名古屋場所」(7月9日初日、愛知県体育館)
左上腕部などの負傷で夏場所を途中休場した横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=は29日、愛知県長久手市の宿舎で新大関高安(27)=田子ノ浦=と3日連続で三番稽古を行い10勝4敗と貫禄を見せた。
前日は21番取り10勝11敗だったが雪辱。終盤は力勝負でねじ伏せ、6連勝で締めた。3日で計50番。両者ともに疲労はたまるものの、バテバテの相手を体力でしのいでみせた。
「(高安は)やっぱり重い。馬力がありますよ。お互いいい稽古になる。お互い力を出し合い、手抜きはできない。きのうは長々とやって今日は番数を少なく集中してやろうと思った。短くびしっと。今日は良かった」と納得の表情だった。
30日、7月1日は二所ノ関一門の連合稽古でさらにペースは上げていく。「まだまだ良くなる」と調整に手応え十分だ。