白鵬、通算勝ち星歴代1位へ意気込み「優勝目指せば見えてくる」 最多へあと11勝

 「大相撲・名古屋場所」(7月9日初日、愛知県体育館)

 十両以上が出席する力士会が27日、名古屋市内で行われ、会後に横綱白鵬(32)=宮城野=が取材に応じた。

 通算勝ち星が現在、1036勝で、魁皇の持つ歴代1位の1047勝へあと11勝、千代の富士の同2位1045勝まであと9勝。偉大な記録を名古屋で塗り替える。

 夏場所は全勝で1年ぶり38度目の優勝。名古屋は久々の東正位の横綱に就く。「連続優勝で東正位を守りたい。39回目の優勝を目指すことになれば、自然と1045、1049という通算勝ち星は見えてくる。そのためにまた体を作って頑張りたい」と意気込んだ。

 07年名古屋場所で横綱に昇進後、今年で丸十年の節目。横綱在位60場所は千代の富士を抜き歴代単独2位(1位は63場所の北の湖)となった。「名古屋で10年になる。場所後に11年目に入っていく」と気を引き締めた。

 記録もモチベーションとし、長きにわたり頂点に君臨し続けた。「年間86勝4敗というのが最初。上の者(記録を持つ先人)に勝つということで思いで深い(記録)。それを思い出して場所に入りたい」と、当時と同じ緊張感で臨む。

 新大関の高安(27)=田子ノ浦=を筆頭に若手の台頭も著しい。先場所は高安の挑戦をはね除け、自らの優勝を引き寄せた。「勢いを止めるのは難しいけど先場所は勢いを止めた。同じように、壁になっていきたい。それでこそ後輩は強くなる。バトンタッチもできる」とまだまだ若手の壁になるつもりだ。

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