桐生まさかの4位で100メートルの世界選手権逃す「すぐには振り返れない」

4位と敗れた桐生祥秀
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 「陸上・日本選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートル決勝で、桐生祥秀(21)=東洋大=が10秒26で4位に終わり、100メートルでの世界選手権代表入りを逃した。レース後は「すぐには振り返れない。4位で代表権を失った。それだけしかない」と言葉を絞り出した。

 今季は10秒0台を3度マーク。4月の織田記念では向かい風の条件下で日本記録となる10秒04を出すなど勢いはあった。しかし、1、2週間に1度レースに出るという実戦中心の調整は「日本選手権が終わったらじっくり練習するつもりだった」と言い「代表権は逃さないという気持ちが絶対あった。(自分に)足をすくわれた」と悔やんだ。

 日本陸連の伊東浩司強化委員長は「桐生君の力は世界トップクラス。明日(25日)の200メートルを見ないとわからないけど、そういう声は上がると思う」と400メートルリレーのメンバーに入る可能性を残した。また「1人で9秒台を背負いすぎてかわいそうだった。伸び伸びと彼の良さが出るようにサポートできなかったと反省している」と話していた。

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