右太腿裏に違和感…ケンブリッジ、連覇逃すも「最低限、代表権取れた」
「陸上・日本選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)
世界選手権の選考を兼ねて行われ、男子100メートルは連覇を狙ったケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=が10秒18の3位で世界選手権(8月、ロンドン)の代表入りを確実にした。
スタートで出遅れたケンブリッジだったが、持ち味の後半の加速で左隣の桐生祥秀(東洋大)を一気に抜き去り、「最低限、ロンドンの代表権を取れた」と胸をなで下ろした。
23日の予選で10秒08をマークし、自己ベストを更新したが、準決勝後から右太腿裏に違和感を抱えていたことを明かし、「勝ちにいったつもりだったけど思った以上に走れなかった」と表情を曇らせた。
優勝した18歳のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)については「本当に強かった。次は負けないようにしたい」と潔く敗戦を認めた上で雪辱を誓った。