みまひな最強ペア倒せず…決勝進出逃す 結成4カ月で銅メダル

 「卓球・世界選手権」(4日、ドイツ)

 女子ダブルス準決勝で16歳の高校2年ペア、伊藤美誠(スターツ)早田ひな(福岡・希望が丘高)組が、今大会のシングルス覇者、丁寧と銅メダルの劉詩ウェンの中国ペアに1-4で敗れ、71年名古屋大会以来となる日本選手ペアによる決勝進出を逃した。3位決定戦が行われないため銅メダルが決まった。日本は今大会、金1、銀1、銅3の計5個のメダルを獲得。国際ペアのメダルを含めて6個だった75年コルカタ大会以来の好成績を挙げた。

 最強の敵に挑んだ高校2年ペアは健闘したが、かなわなかった。第1、2ゲームは2点差で落としただけに「チャンスはあった」とお互いに感じている。伊藤は「そこで勝てないというのが中国選手」と言い、早田は「最後の1本を取れなかった」と唇をかんだ。

 こちらに好レシーブをさせないようにと台上の絶妙な位置に入れてくるサーブや、厳しい体勢に追い込まれながらも繰り出してくる強打。丁寧、劉詩ウェンのシングルスで世界ランク1、2位コンビは「あと1本」が違った。0-3から第4ゲームこそ奪って抵抗したものの、第5ゲームは3-11と圧倒された。

 ペアでの試合経験が少ない中で最高の舞台に挑み、最後に敗れはしたものの銅メダルは獲得した。伊藤は「まだまだ自分たちは強くなる」と手応えをつかみ、早田は「美誠は最高のパートナー」と笑顔で言った。

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