大院大、西日本バスケット5年ぶり頂点狙う “武闘派”PG木下中心

 「西日本学生バスケット」(デイリースポーツ主催)は西日本大学ナンバーワンの座を懸け、男子102校、女子75校が6月4日から11日まで、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)など大阪市近郊の5会場で熱戦を繰り広げる。男子の注目は春の関西選手権を制した大院大。司令塔のPG木下誠(3年)を中心に、5年ぶりの頂点を狙う。

 マイペースな司令塔がチームの中心だ。木下率いる大院大が、虎視たんたんと優勝を狙う。

 絶対的エースだった澤邉圭太(大阪エベッサ)が卒業し、チームは一新。主将の福田惟吹(4年)を中心にチーム作りを進めてきたが、その福田も関西選手権で右膝を負傷した。ピンチの場面で行広伸太郎監督が「チームを引っ張っている」と評したのが木下。練習は黙々とこなすタイプだが、試合中は大声で指示を出す。「チームをまとめるという思いはこれまでと全然違います。チームを勝たせる選手になりたい」と腕をぶす。

 小2から7年間日本拳法に打ち込んだ元格闘少年。「バスケは5対5だけど、自分のマークと戦うという面では1対1。相手との間合いは今も役立っている」と話す“武闘派”であり、「チームの流れをつかむことを一番に、そのとき、さらにその次の流れまで考えながらプレーする」というクレバーさも持ち合わせている。

 木下に加え、関西選手権得点ランク3位のスーパールーキー、SF吉井裕鷹は「いい意味で色々考えず、楽しみたい」と意気込む。「ディフェンスが武器」というSG吉川拓己(4年)も頼れる存在だ。「去年準優勝だったので、優勝したい」と木下。12年以来の奪還へ、チーム一丸で臨む。

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