大体大3年ぶり頂点だ 村上新監督のもと変革から躍進へ

 「西日本学生バスケット」(デイリースポーツ主催)は西日本大学ナンバーワンの座を懸け、男子102校、女子75校が6月4日から11日まで、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)など大阪市近郊の5会場で熱戦を繰り広げる。女子は大体大が優勝候補。同校OG村上なおみ新監督(38)のもと、一致団結して3年ぶりの奪還を誓う。

 昨年4位に終わった大体大が見据えるのは頂点だけ。3年ぶりの覇権取りへ、気合は十分だ。

 昨季いっぱいで中大路哲監督が退任。新チームの始動とともに、同校OGの村上コーチが監督に就任した。「コミュニケーションが取りやすいし、距離が近くなった」とSF鐘ヶ江さゆり主将(4年)。冬場に新しく導入した砂浜でのラントレーニングは効果抜群で、「当たりが強くなった」とエースPG上長美菜(4年)もうなずいた。

 しかし「今までのスタイルにより磨きを掛けたい」と指揮官が言うように、チームが基本とするのはこれまで築いてきた守備でリズムを作るバスケット。鐘ヶ江らが入学する前から貫かれてきたモットー「一生懸命」も変わることはない。

 スターティングメンバーのほとんどが1年時から主力として出場しており、息はピッタリ。チームの目標は「インカレで優勝して、実業団に勝つこと」(鐘ヶ江)だ。上長も「そのためには、西日本は優勝しないと意味がない」と続く。

 新たなスタートを切った大体大。5月初旬の関西選手権を制し、滑り出しは上々だ。変革の1年を躍進の1年に-。まずは西日本の頂点をつかみにいく。

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