新国立競技場、立体公園を縮小へ 「開放感増す」と隈氏
2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアム、新国立競技場のデザインを手掛けた建築家の隈研吾氏は24日、競技場外側の立体公園の規模を一部、縮小する方針を明らかにした。圧迫感を軽減することなどが理由。提案を受けた日本スポーツ振興センター(JSC)は今後、東京都と協議する。
競技場の建設予定地は東西の地表面に高低差があり、西側に高さ8メートルとなる人工地盤を設けて立体公園とする計画となっている。予定していた約1万4千平方メートルのうち、約4分の1に当たる約3300平方メートルは立体とせず、緑地や水路などを地上部に移す。隈氏は「開放感が増す」と述べた。