スキー渡部暁斗“武士道”の目覚め?格闘技トレ熱望

 14年ソチ五輪ノルディックスキー男子複合個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(28)=北野建設=が30日、都内で行われた日本オリンピック委員会(JOC)の平昌五輪代表候補選手の研修会に参加し、異分野のエキスパートの話から刺激を受けた。

 3日間の研修では、競泳の北島康介氏らを育てた平井伯昌コーチや、日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長らから講習を受けた。さらに、この日は体操男子代表の水鳥寿思監督の講演を聞き、「紙飛行機を投げる感覚でダーツを投げると的中しやすい」という話が印象に残ったという。

 これまでもヨガなどのユニークなトレーニングを取り入れてきた“雑食”アスリートは「(水鳥監督の話を聞いて)異分野で養った感覚は、自分の競技でも役立つと解釈した。今までやってきたことは間違いじゃない」と自信を深めた様子だ。

 さらに、次なる新トレーニングとして「格闘技に興味がある」とポツリ。「格闘家とか武道家とかは対人なので、打撃などで衝撃を生み出すには体の使い方がうまくないといけない」。体づくりの一環で、格闘技のエッセンスを取り入れたい考えを示した。

 この日の「異分野から学ぶ」をテーマにしたプログラムでは、書道家・武田双雲氏からの「一番大事にしている漢字一文字を書いてください」というお題に対し、「命」としたためた渡部。理由について、「人はいつ死ぬかわからないし、あした死んでも後悔のないように日々過ごしている」と“武士道精神”をのぞかせた。自身4度目の五輪に向けて、身も心も研ぎ澄ませる。

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