卓球のアジア選手権（９～１６日、中国・無鍚）女子シングルスで世界ランク１位の丁寧ら中国選手に３連勝して初優勝した平野美宇（１７）＝エリートアカデミー＝が２４日、遠征先の韓国から羽田空港着の航空機で帰国した。多くの報道陣が出迎える中、凱旋（がいせん）帰国し、「中国選手３人に勝てて、優勝できてすごくビックリした。ずっと中国対策をやってきたので」と振り返った。

　次の照準は正真正銘の世界一だ。５月２９日開幕の世界選手権（ドイツ・デュッセルドルフ）に向けて、「前からメダルを獲りたいって言っていたけど、前回の優勝者（丁寧）にも勝って『あれ、金メダルいけるんじゃない？』って思った」と目標を“上方修正”。「中国からも研究されると思うけど、自分がそれより上にいけば勝てる。完全に中国選手に勝ちたい」と、アジア選手権の再現を狙う。