三原舞依、フリー歴代日本最高 今季はハッピーエンド 日本も優勝!

 「フィギュアスケート・国別対抗戦」(22日、代々木第一体育館)

 女子フリーで四大陸選手権女王の17歳、三原舞依(神戸ポートアイランドク)が世界歴代4位となる日本歴代最高の146・17点で2位、16歳の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が145・30点で3位となるなど、日本はチーム得点を109点に伸ばし、3大会ぶり2度目の優勝を果たした。女子フリー1位で自身の世界歴代最高を塗り替える160・46点を出したエフゲニア・メドベージェワらを擁したロシアが2位。メドベージェワは合計点も241・31点で自身の世界歴代最高を更新した。

 両手を握って胸に当て、くるくる回りながら喜んだ三原と、何度も拳を握りしめた樋口。9156人の観客を総立ちにさせた“JKコンビ”が、日本優勝の立役者となった。

 日本女子歴代最高得点を出したのは、浅田真央さんがきっかけでスケートを始めた三原。引退を知るとショックで涙が出た。つらい時には14年ソチ五輪で、SP16位から6位にのし上がった浅田さんの“伝説のフリー”を見て元気をもらう。宮原の日本最高も上回り「え?え?え~!?」と驚いた。

 「これまでは、私はまだガラスの靴を落としたぐらいと思っていたけど、ようやく王子様に出会ってお城に戻れたかな」とフリーの曲「シンデレラ」になぞらえて喜びを表現。若年性突発性関節炎から復帰し、大躍進した 「フィギュアスケート・国別対抗戦」(22日、代々木第一体育館)となった。

 樋口も続いた。明るい性格だが、今季後半は四大陸選手権9位、世界選手権は11位と悔し涙が続いた。昨夏からは成長期により体重が上下動し「今までで一番気をつけているけど、なかなか一定に保てない」と不安を吐露したこともある。悩めるシーズンを乗り越え「最後の最後で出し切れた。来シーズンにつながる試合だった」と笑顔を見せた。

 世界選手権で、平昌五輪の出場枠が3から2に減った女子。五輪へ競争は激化の様相を呈してきた。

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