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羽生結弦驚異!!世界初後半に4回転3度「達成感が違う」

 フリーの演技を終え声援に応える(中央)
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 「フィギュアスケート・国別対抗戦」(21日、代々木競技場)

 男子フリーで羽生結弦(22)=ANA=が演技後半に4回転ジャンプを3度決めるという世界初のプログラムで200・49点をマークし、1位となった。ショートプログラム(SP)で1位だった宇野昌磨(19)=中京大=は198・49点で2位。日本はチーム得点で首位をキープした。

 羽生は笑っていた。悔しい。でもうれしい。満足もしている。押し寄せる拍手の波に包まれながら、羽生は笑った。最初と最後のジャンプでミスがあったため、もちろん100点満点の演技ではない。それでも、自分にしか分からない達成感が、そこにはあった。

 世界最高点の更新からわずか3週間で演技構成を変更。後半に4回転が3度という世界初の構成に挑み、その目標だけは見事に成功させた。「後半3回跳ぶという目標は達成できたので、そういう意味ではうれしい」と破顔一笑。基礎点が1・1倍になる後半の4回転を増やすことは、より高みを目指すという彼なりの挑戦だった。

 今大会はSPとフリーの合計点を競う競技ではないとはいえ、SP7位という順位はソチ五輪以降ワースト。「すごく悔しくて、なかなか寝付けなくて。3時か4時くらいまで寝れないでいた」。目をつぶると自分が4回転ループを失敗する光景が浮かび、そのたびに目が覚めた。悩み、そしてふとひらめいた。「こんなに悔しいなら、もう1回、4回転をやっちゃえよ」と。

 4回転5度の構成を深夜に決意。2月の四大陸選手権でも予定の構成を演技中に大幅に変更し、計5度の4回転に挑んでいるが「今回の収穫は後半に4回転が3本入っていること。達成感が違う」と誇らしげに語った。

 来季5度の4回転に挑む可能性については「そこはまだ考えないといけない」と明言を避けたが「1点でも2点でも多く稼ぎたいときに使える武器になる」と前向きだった。

 世界で誰も決めていない4回転ループを跳ぶという挑戦から始まった今季。最後までその姿勢を貫き通した。挑戦し続ける姿勢を示すことこそ、世界王者羽生結弦の姿だ。

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