吉田沙保里に柔道女子代表が挑戦 レスリング代表との合同合宿公開

合同合宿で、スパーリングを行った吉田沙保里(左)と近藤亜美
3枚

 柔道の女子日本代表が10日、味の素ナショナルトレーニングセンターで行っているレスリング女子代表との合同合宿を報道陣に公開した。5日間の合宿で合同練習は計4回を予定しており、スパーリングには選手兼任コーチで五輪4大会連続メダリストの吉田沙保里(至学館大職)も特別参加。企画した柔道女子の増地克之監督(46)は「レスリング代表のフィジカルの強さや、最後まであきらめない強さを学んでほしい」と期待を込めた。

 合同練習で柔道選手は、柔道着を着用せずレスリングシューズを履いてマットに上がった。吉田も特別参加したスパーリングは、階級の近い選手同士がレスリングルールで対決した。

 吉田は柔道のリオデジャネイロ五輪48キロ級銅メダルの近藤亜美(三井住友海上)、52キロ級の16歳・阿部詩(兵庫・夙川学院高)に胸を貸した。レスリングルールとはいえ“霊長類最強女子”は、相手の投げ技を防ぎ、グラウンドでコントロールするなど貫禄を見せつけた。

 吉田は2人について「阿部選手も近藤選手も体幹や足腰がしっかりしてる」と称賛。「レスリングはつかむところがないので柔道選手はやりづらいとは思うけど、格闘技なので負けるのは悔しいと思うし、(レスリング技術の)習得は早いと思う。お互いにとって刺激になるので、吸収し合って学んでほしい」と合宿の成功を期待した。

 夜の合同ミーティングでは、日本レスリング協会の栄和人本部長とともに講演を予定。「これまでやってきたこととか、最後まであきらめないレスリングの強さを伝えたい」と予告した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス