「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=は今季初めて全てのジャンプを着氷する完璧な演技を見せ、フリー223・20点の自己ベスト、合計321・59点をマークした。フリーの得点は自身の持つ世界最高記録を更新した。
冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを着氷。これまで一度も試合で決められなかった演技後半の4回転サルコーからの連続ジャンプもきっちりと決めた。
雄大なメロディーに合わせてしっとりと演じきると、最後のスピンからフィニッシュのポーズにかけて、会場の拍手が鳴りやむことはなかった。