フィギュア 羽生結弦は98点でも5位 止まらぬ男子のハイレベル化

 「フィギュアスケート、世界選手権・第2日」(30日、ヘルシンキ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、3季ぶりの王座奪還を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、連続ジャンプのミスが響き、98・39点で5位発進となった。宇野昌磨(19)=中京大=が世界歴代3位の104・86点で2位発進。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)が、世界歴代2位の109・05点で首位に立った。

 男子はSPから史上空前のハイレベルな一戦となった。ミスがあったとはいえ、羽生の98・39点は2年前までなら首位だった得点だ。100点超えをした上位3人はフェルナンデスが歴代2位、宇野が同3位、チャン(カナダ)が同5位の得点。フリーの最終組となる上位6人のボーダーラインはネイサン・チェン(米国)の97・33点。これは前年のSP6位コリヤダ(ロシア)の89・66点よりも約8点も高い。

 3種類以上の4回転ジャンプを跳ぶチェン、金博洋(中国)、宇野、羽生に、2種類のフェルナンデス、チャンはプログラム全体の完成度を上げて対抗している構図。18年平昌五輪の前哨戦は、かつてないほどし烈だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス